パッチワークス活動記録 | 愛媛劇団

愛媛県松山市を中心に演劇活動する劇団です。

【合同上演】パッチワークス×きよしこのよる「これまでとこれからのアラワレ」終了しました。ありがとうございました。


本番翌日、みんなを送り届けた後に桜の花びらがふわふわと舞っていて春のなんともいえない寂しさと始まりを感じました。


こんにちは、パッチワークスの村山です。


先日3/24にギャラリー花ゆうにて、パッチワークス×きよしこのよる合同上演「これまでとこれからのアラワレ」を行いました。


ご来場いただいたお客様、会場をご提供いただいたギャラリー花ゆう・花正食堂の藤原さま、「いまさらキスシーン」の上演許可を出していただいた有限会社ゴーチ・ブラザーズ/柿喰う客 中屋敷法仁さま、稽古見学に来ていただいた皆様、公演実施において応援、声掛けいただいた方々、合同で上演するにあたり多くの時間と言葉を交わした「きよしこのよる」の木邨さん、出演者の川田さん、制作スタッフとして公演の時間を支えてくれた小林さん、そしてたくさんの時間と公演期間だけではない積み重ねをしてきた、出演の小野カフカ(劇団コバヤシライタ)さん、演出助手の山中晋介さん、本当にありがとうございました。


パッチワークスは2014年に始まりました。

それは小野さん、山中さんが愛媛大学に入学し演劇部に入った時期と同じ年になります。

パッチワークスの「これまで」の4年でたくさんの方がたくさんの時間と思いをくれました。そして彼らからもらったものは、彼らから学んだことは「演劇を大切にする」ことです。


彼ら、小野さん/山中さんは稽古場で「どうすれば面白くなるか」という手段や環境づくりに全力を尽くしています。それは台本を読むこと、稽古場までに準備をしてくること、立って発話すること、という個人の在り方だけではなく、その座組みの雰囲気が「(作品が)面白く」なる方向になるために一人ひとりの様子を見て、声掛けし、よくしていく、よりたくさんの人に観てもらうために自分の言葉で公演を作品を話すなど全体の在り方まで取り組んでいました。


「面白くある」ために彼らは忙しさや時間を理由にせず、零れ落ちそうな細かい部分や気持ちを丁寧に必死に触れ続ける姿勢に僕は演劇が持つ「不可視不可触部分をも大切にする」ことを感じ、学ばされました。


「演劇は1人ではできない」


そう言われます。感じます。


その1人ではできないことを「面白く」「いい時間」にするために出来ることを僕は彼らから「まだまだたくさんある」と教えられました。

僕は彼ら、小野さんと山中さんと今回の舞台を作れて嬉しかったです。

そして

、別れを寂しく思います。本当に寂しい。



ただ「演劇」を続ける中で続けていく中で「いつかまた」「きっと」「それでも」と思います、そしてそれが叶ってほしいと勝手ながら願っています。


彼らから学んだ、もらったものが自分の「これまで」の一部であることがとても嬉しいです。


そして「きよしこのよる」の木邨さんから僕は「これから」を改めて強く考えるきっかけをもらっています。


木邨さんがアフタートークの中で言及された「日常」というキーワード。

それは舞台表現としての「演劇の日常性」に留まらない、「どう演劇を日常の中で続けていくか」という問いを内包したものとして捉えました。


「演劇」は非日常性を強く有する劇場空間で行われ、そして日常性を有するオルタナスペース、喫茶店や飲食店であってもなお役者が「演じる」ことによって非日常性を付与される側面があると考えています。

その「演劇」は社会という広い日常性に含まれていて、演劇は社会に活かされ、その過程で日常性を包摂しているとも捉えています。


日常と非日常、社会と演劇、は決して対立する、二者択一のものではない、それを示し続ける「これから」を木邨さんから感じ、学び続けています。


「働く」ということ、「社会」に生きるということ、その日常と「演劇」の非日常が共生することを示すための問い、木邨さんの作品の「問い」は僕が演劇を続けていくことを支えてくれるものの一つです。


僕は「これまで」と「これから」を感じ、考え、示すために必要な大切なものをたくさんの方からたくさんもらっています。


「これまで」を積み重ね、「これから」と想い、「今ここ」に繋がるものを「アラワシ」たいと思い願います。


今後ともパッチワークス、そしてきよしこのよるをよろしくお願いいたします。

本当にありがとうございました。


パッチワークス主宰 村山公一


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Photo by 工藤頌子(劇団コバヤシライタ)