パッチワークス活動記録 | 愛媛劇団

愛媛県松山市を中心に演劇活動する劇団です。

まつもと演劇祭シンポジウムで話したこととかその補足(みたいな)

まつもと演劇祭シンポジウムで話したこととかその補足(みたいな)


こんにちは、パッチワークス主宰の村山です。

まつもと演劇祭シンポジウム「地域で演劇をする意味とは」に参加するために、

愛媛FCの応援で行った以来、2度目の長野松本に行ってきました。


地域で演劇をする意味とは、という問いに対し僕は「多様性の担保」という言葉を選びました。


その前提として、僕は比較とゼロサム思考が作る空気の息苦しさ、「本物」や「より価値のあるもの」だけが

生き残ればいい、生き残るべき、という価値観が地域、特に人口減少社会で社会のリソースが少なくなっている今、

蔓延していると感じています。


土建インフラより文化、サッカーより野球、野球よりサッカー、演劇よりダンス、ダンスより福祉、文化に助成する文脈で

他方の価値を下、もしくはより自分たちの方が価値あるという語り口が見ることがあります。


その比較とゼロサムの先は「それに関わる人はいなくていい、もしくは不可視でいい」という排除の論理につながっていると捉えています。


演劇に限らず、文化は「人がよりよく生きる」ために「あった方がいい」もので、多様な人が多様なまま、その人の在り様を否定されず「生きやすい」社会のは多様な文化が「あった方がいい」と考えます。


演劇が「在れば」演劇が好きな人がその場所に「居ていい」と感じることができます、野球もサッカーも、ダンスも絵画も、写真もここに挙げられていないいろんな文化が「在れば」それを好きな人が「居ていい」、その地域に居場所を見つけることができる、それこそが文化の持つ力の一つ、「多様性の担保」だと思います。


僕は自分の好きな地域、愛媛県が「色んな人にとって住みやすい、生きやすい」場所としてもっともっと魅力的になってほしいし、なれると思います。

そのために僕は「演劇」を選んで、それを続けて、愛媛で演劇をしているということを提示し続けたいのです。

愛媛にある演劇をする、団体個人、それぞれがそれぞれの「演劇」を信じ続けていることで僕は勇気づけられ、そして多様な文化の中でさらに演劇の中でも多様であること、演劇の中にももっと広い世界が広がっていることを感じています。


文化が「在ること」を示すことで人が「在っていい」と感じられる、「地域で演劇をする意味とは」、

僕が演劇やサッカー、そして色んな文化や人がそう感じさせてくれたことを「続ける」ためにと考えます。


がんばります、そして演劇をやる皆様、がんばりましょう。

宜しくお願いいたします。


パッチワークス主宰 村山公一